産地のこだわり

Rouqueの真珠は、日本の真珠のなかでも、これまでにない「新種の貝」から採れる、特別なパールです。

他の真珠よりも、圧倒的にきれいな色の真珠層をもつため、つやつやとした七色の光をもつ、美しい輝きが特長です。

真珠の大きさと貝の関係

日本の真珠は、有名な伊勢志摩だけでなく、愛媛(宇和島)、長崎、熊本などで養殖されており、生産量は、実は、愛媛と長崎が多くなっています。

Rouqueの真珠は、愛媛県の宇和島産。
山に囲まれた穏やかな湾の中で、大切に育てられています。

これまで、日本の真珠の養殖に使われてきた「あこや貝」は、貝のサイズが小さいので、真珠の珠の大きさも、9.5mm以上のものが採れるのはかなり稀。

一方で、海外産の真珠の養殖に使われる「白蝶貝」や「黒蝶貝」は貝自体が大きいので、直径20mmくらいの大きいサイズの真珠を採ることが可能です。

つまり、迫力がある大きい珠の真珠は、主に、海外で育った珠ということになりますが、真珠の美しさは、大きければよいというわけではありません

真珠の美しさを作り出す、日本の四季

真珠の美しさは、「巻き(マキ)」と言われる真珠層の数と密度で決まります。

日本には四季があるので、秋から冬にかけてぎゅっと真珠層が引き締まり密度が高く、春夏には真珠層が成長することで、海外産の真珠にはない表面の艶感と干渉色(光の作用によって、色が変わる作用)をもつ特別な美しさをもつ真珠に仕上がります。

真珠層が薄いとぼんやりした印象ですが、日本のパールは、圧倒的な真珠層の緻密さによって、磨きたての窓のようにシャープに輝き、ぱっと見たときの印象がハッキリ異なります。

また、光を押し返す力が強いので、朝と昼と夜とでも印象がガラリと変わり、見るたびに「こんな色も出るんだ」といつまでも驚きをもって楽しむこともできます。

国産真珠の希少性

また、真珠の美しさには、自然環境も大きく影響します。

温暖化による水温の上昇や、ウイルスにより、1997年の大量斃死(へいし:一度にたくさんの貝が死亡)のため、生産量は3分の2以下に減り、2021年にも新しいウイルスによる被害が続いています。

自然環境の変化によって、生産量が激減すると、元々美しくない真珠(巻きが薄く、層が整っていない)を無理に加工した品質の悪いものが出回るようになります。

「巻き」が薄いために、たった数か月で色が褪せたり、割れたりする真珠が増え続ける中、より質の良い真珠を作るためにと立ち上がったのが、Rouqueが取引させていただいている愛媛・宇和島で最古の養殖場でした。

七色に輝く「新しい貝」の誕生

新たに「べにあこや貝(商標登録済)」という新種の貝を開発し、ウイルスや自然環境の変化に負けないだけでなく、これまで使われていた貝よりも、圧倒的にきれいな色の真珠層をもつ真珠を作ることに成功しました。

もちろん、素材が美しいので、過度な加工をする必要もなく、真珠のもつ最大限の美しさが永く続きます。

日常使いできるジュエリー

真珠は、ときめいて持つジュエリーというよりも、嫁入り前のお道具のような立ち位置で持つことが多いアイテムですが、俗に「汗に弱い」と言われ、冠婚葬祭などの特別な時にしか使われないことが多いのですが、「巻き」が厚くて緻密な真珠であれば、毎日使っても色褪せない耐久性があるので、実は「普段からじゃんじゃんつけてもいい!」のです。 

また、ぐっと普段遣いしやすいグレー色と個性的な形(バロック)にこだわったRouqueの真珠なら、「デザインがつまらない」「かしこまった雰囲気で使いにくい」ということもありません。

美しい本物を惜しみなくカジュアルな服にも合わせて使っていただけるので、圧倒的にコストパフォーマンスが良いのも魅力です。

際立ってキレイ

Rouqueの真珠は、他の真珠と並べて置いても「あ、これはうちの真珠だ」とわかるほど、美しい輝きが特長です。

つやつやとした七色の光が、顔周りに光を添えてくれるので、まるで「マイライト」をもっているように、顔を明るく美しく見せてくれるのはもちろん、どんな場所にも、自信をもってつけていくことができます。

愛媛・宇和島で最古の養殖場が、天塩にかけて育てた特別な真珠の輝きを、ぜひ一度、手にとって見ていただければと思っています。